キャンプ・BBQはどこでもできるの?

Let's enjoy camping

グリーンエッグ


「今」のルールとマナーを知ろう

秋の味覚と景色を楽しむなら、自然の中でのキャンプやBBQが最高!
休日に車を走らせていると、河原や公園、山のふもとなどでテントを設置してBBQをしているグループを見かけることもありますよね。「いいなぁ〜、友だち誘ってBBQしたいなぁ」と思わずうらやましくなる方も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待って。実はキャンプやBBQは、「どこでも自由にできる」というわけではないのです。
例えば岐阜市では、ホームページ上で公園でのキャンプや火気・テント使用に関する注意喚起を行っています(引用元:岐阜市ホームページ)。「10年前はここでよくBBQしてたのに…」という場所でも、近年はゴミの放置や騒音、直火による地面の焼損などのマナー問題から、自治体や土地の所有者が火気使用やテント設営を禁止しているケースが増えました。
そうしたことを知らずに利用してしまうと、思わぬトラブルに発展してしまうことも。アウトドアを安全に楽しむためには、まず「どこでできるか」を調べてみましょう。


公共の場所はウェブサイトなどを確認

河川敷や公園などの公共スペースは誰でも利用できますが、それぞれに管理者がいます。たとえば、河川敷は国土交通省や自治体、公園は市町村や県が管理しています。
そのため、「火気使用禁止」や「指定エリアのみ使用可」といったルールが設けられていることがほとんどです。許可されていない場所で火を使うと、条例違反になる場合もあります。
よくあるのが、口コミサイトやSNSでキャンプやBBQをしている投稿を見て、「ここなら大丈夫」と安心してしまうケースです。しかし、今年から利用が禁止になった場所や、これまで黙認されていただけの場所も少なくありません。
安心して楽しむためには、出かける前に自治体や公園の公式サイトで「バーベキュー可」「キャンプ可」といった情報を必ず確認することをおすすめします。

ここがポイント
◎ 公共の場所は管理者がいる
◎ 口コミやSNSを信用しすぎない
◎ 自治体や施設の公式サイトをチェック


山や森は、私有地・保護区域

テレビ番組やキャンプ系YouTuberの動画を見て、「人が少ない山や森で、静かにキャンプをしてみたい」と憧れる人も多いでしょう。
しかし、そうした動画には「許可を得て撮影しています」といったテロップが表示されていたり、撮影用に山を購入したというYouTuberもいます。
テレビや動画を真似したくなる気持ちもわかりますが、実際には山や森の多くは私有地や保護区域であり、無断で入ると不法侵入にあたる可能性があります。また、火を使えば森林火災の危険も伴います。
「人がいないから大丈夫」と思わず、訪れる前に土地の状況を調べ、自然にも人にも迷惑をかけない行動を心がけましょう。

ここがポイント
◎ 山や森にも所有者がいる
◎ テレビやYouTube動画は許可を得ている
◎ 自然を守って楽しもう


「キャンプ場」へ行こう

「自然=自由」に見えても、意外とルールの多いキャンプやBBQ。だからこそ、設備が整ったキャンプ場を利用するのが一番安心で安全です!
管理されているトイレや洗い場、駐車場などが完備しているので快適に過ごせます。
専門のスタッフがいるキャンプ場なら、困ったことがあれば相談でき、レンタル品が揃っている場所なら、忘れ物や不足の道具にも安心です。
最近は、道具を持っていなくても楽しめる「手ぶらBBQ」や「グランピング」も増えており、気軽にキャンプデビューができます。
さらに、BBQやキャンプ以外にも、季節ごとのアクティビティやイベントを楽しめるキャンプ場も多く、自然の中で非日常体験が味わえます。冬は寒くなりますが、冬ならではの楽しみが体験できるキャンプ場もたくさんあります。まずは、キャンプ場のホームページなどで情報をチェックしてみましょう!

ここがポイント
◎ やっぱりキャンプ場が安心安全
◎ キャンプデビューしやすい
◎ いろんなアクティビティやイベントも

画像提供:ひるがの高原 あぐりの丘様


グリーンシーズンのレジャーガイド「グリーンエッグ」の姉妹メディア、ウィンターレジャーガイド「エッグ」の2025-26シーズン版が、いよいよ来月11月に公開予定です!
「エッグ2026」のウェブサイトでは、冬のレジャーをもっと楽しむための情報を更新していくので、ご期待ください!

SPONSOR

スポンサーサイト