どんなキャンプができたら楽しいか、想像してみよう!
友だちや家族と「キャンプ行ってみたいね」「BBQしたいな」と話が盛り上がっても、実際にキャンプ場選びがうまくいかずに話が途切れてしまった…なんて経験はありませんか?
そんなときは、どんなキャンプ場を選べばよいかを整理して考えるとスムーズです。ここでは、ポイントを5つに分けてご紹介します。
みなさんのレジャーにぴったりなキャンプ場が見つかりますように。
【ポイント1】
アクセス
子ども会や少年団のお楽しみ会で「日帰りBBQ」、家族や仲良しグループで「お泊りキャンプ」。
キャンプの目的によって、どこまで足を伸ばせるかは変わってきますよね。まずは、一緒に行くメンバーと、ざっくりとしたエリアを決めてみましょう。
現地までのアクセス方法によって、チェックするポイントも変わってきます。
車で行く場合は、駐車場の広さやキャンプ地までの距離、予約制かどうか、道路状況などを確認しておきましょう。特に小さいお子さん連れや荷物が多い場合は、当日の負担にならないように事前にシミュレーションしておくと安心です。
公共交通機関を利用する場合は、最寄り駅やバス停からの道のりを事前にチェックしておきましょう。
また、キャンプ場の周辺施設も調べておくと便利です。例えば、スーパーや道の駅が近くにあれば買い出しに便利ですし、温泉やレジャー施設が近いと遊びの幅が広がります。
アクセスは、キャンプをより快適に、より楽しくするための大切なポイントです。一緒に行動する方にとっても無理のないアクセスを選びましょう。
ここがポイント!
◎ おおまかなエリアを決める
◎ 当日のシミュレーションをする
◎ 周辺施設もチェック

画像提供:道の駅 明宝様
【ポイント2】
キャンプのスタイル
「自然の中で自由に過ごしたい」「車で大荷物を持ち込みたい」「テントで寝泊まりは不安」など、キャンプ場での過ごし方によってキャンプのスタイルは変わってきます。前回のコラム【キャンプ場の種類】ではそれぞれのスタイルを詳しく紹介しています。
▼キャンプスタイルと目的の例▼
【フリーサイト】
自分たち流に自由なキャンプを追求したい方に。
【区画サイト】
隣を気にせずゆったり過ごしたい初心者や家族連れに。
【オートキャンプ】
車を横付けして、荷物を持ち込みたい方に。
【宿泊施設付き】
テント泊に不安がある方や快適さを重視したい方に。
まずは自分たちがどんなキャンプを楽しみたいかを考え、それに合うスタイルのキャンプ場を選びましょう。
ここがポイント!
◎ どんな過ごし方をしたいか
◎ 希望のスタイルがあるキャンプ場を選ぶ
◎ キャンプ場ごとのルールも確認

画像提供:ひだ流葉オートキャンプ場様
【ポイント3】
設備・サービス
「キャンプができる場所さえあれば大丈夫!」という方は、年に何回もキャンプに出かける上級者くらいかもしれません。
実際には、「みんなでBBQしたいけど、道具は何ひとつ持っていない」「BBQの道具はあるけど、持ち運びや片付けが面倒」「テントや寝袋などのキャンプ用品を持っていない」など、利用目的や装備は人それぞれです。
まずは、どんなキャンプをしたいのか、そして今どんな道具を持っているのかを照らし合わせてみましょう。そうすることで、必要なレンタル用品や現地で準備すべきものが見えてきます。
また、オートキャンプやRVパークなどでは、電源設備や照明の有無・容量も快適に過ごすための重要なチェックポイントです。
コテージなどの宿泊施設を利用する場合も、「あると思っていた設備がなかった!」ということがないよう、当日の過ごし方をイメージして確認しておくと安心です。
ここがポイント!
◎ 持っている道具を確認
◎ キャンプ場の設備を確認
◎ 話し合ってシミュレーションをする

画像提供:ヒマラヤNEOキャンピングパーク様
【ポイント4】
自然環境・ロケーション
せっかくのキャンプ、やっぱり「どんな場所で過ごすか」は大切ですよね。
山々に囲まれた自然、満天の星空が見られる高原、静かな湖畔でのひととき――。同じキャンプでも、自然環境やロケーションによって体験できる雰囲気はまったく違います。
環境が変わるということは、必要な道具や装備も変わるということ。特に高原や山間部では、夜の気温差が大きく、防寒対策をしっかり行うことが大切です。また、雨が多い地域ではタープや防水グッズなどの準備も忘れずにしておきましょう。
そして、美しい自然環境は、同時に“自然の厳しさ”と隣り合わせでもあります。安全に楽しむためにも、指定のキャンプサイトを利用し、キャンプ場のルールやマナーを守ることを心がけましょう。
ここがポイント!
◎ ロケーションを選択する
◎ 自然環境にあった準備を
◎ 自然の厳しさを認識する

画像提供:めいほう高原様
【ポイント5】
アクティビティなど
「キャンプに行きたい!」
その根っこには、「ここにしかない体験をしたい!」という想いがありますよね。
自然の中で過ごす時間は、子どもも大人も笑顔にしてくれます。川遊びや虫とり、星空観察など、家族みんなで夢中になれるアクティビティがいっぱい。さらに、野菜収穫や遊び道具づくりなどの体験型イベントや、季節限定のイベントに参加すれば、その場所ならではの思い出や新しい発見が広がります。
また、地域ならではの食や文化に触れられるキャンプ場もあります。地元野菜を使った料理を楽しんだり、郷土の人たちと交流したりすることで、“ここでしか味わえない時間”を体験できます。
日常を少し離れて、自然とつながり、人とつながる。そんな、心やすらぐひとときを過ごしてみませんか。
ここがポイント!
◎ ここにしかいない体験を
◎ キャンプ場主催のイベントをチェック
◎ その地域ならではの食や文化に積極的に触れてみる

画像提供:飯地高原自然テント村様
